


日本の箸食文化は1400年以上の長い歴史を持ち、その間日本独特のものを築いてきました。箸は、日本以外でも使用されています。しかし、箸に、男性用女性用、大人用子供用、お客様用家族用、取り箸や衣箸といった目的別の箸があるのは日本だけです。みそ汁やお吸い物のような料理も、スプーンや匙を使わずに箸でいただくのは日本だけです。この伝統ある食文化を理解し受け継ぎ伝えることは、まさに日本人の心を理解することであり、これを私たちは「箸道」と名づけました。
この「箸道」とは箸食文化を理解し実践することを通して、自分自身を高めていくこと、つまり人間修養をしていくことを目的としています。箸に「道」をつけることで、武士道、柔道、剣道、華道、茶道、香道、相撲道と同じく、技術だけでなく人間修養の場と考えようというものです。箸道の考え方を反映する七つの語 仁・義・愛・智・礼・健・雅を箸道の七道と呼びます。
箸道とは、「いただきます」「ごちそうさま」の気持ちを大切にすることです。言い換えると、自然の恵みに対する感謝の気持ちや人々に対する感謝の気持ちを大切にし、それらをあらゆる場面で実践の基本とすることです。
西暦608年小野妹子が帰朝する時に同行した隋の使者に対し、聖徳太子が中国式の接待を行いました。 その時、我が国においてはじめて会食の場で箸が使用されたといわれています。
今年でちょうど1400年目にあたります。その記念の年に、箸食文化の研究・実践を通じて、品格ある人材を育成すること及び食事の大切さや楽しさ、日本の箸食文化の素晴らしさを日本から世界へそして次世代に伝えることを目的として、「特定非営利活動法人日本箸道協会」は、有志により設立されました。

特定非営利活動法人日本箸道協会は、広く一般市民を対象として、我が国の箸食文化の研究・実践を通じて、品格ある人材を育成すること及び食事の大切さや楽しさ、日本の箸食文化の素晴らしさを日本から世界へそして次世代に伝えることを目的とします。